人間関係の悩みというのは、大人の世界のことだけではありません。子供には子供の世界での人間関係があり、上手に付き合いができる子もいれば、できない子もいます。
大人でいえば、世渡り上手や八方美人と呼ばれ、誰とでも話を合わせてそつなくお付き合いができるということになりますが、大人になるまでの間に経てきた経験から身に着けたものであることもしばしばです。また、傍目からは世渡り上手に見えても、当人は過去に辛い思いをした体験から得た護身の手段だったりもします。
子供には子供の付き合いがあるとはいえ、子供は大人のように経験を積んで「こうすればうまく付き合っていけるのだ」という判断が出来ませんから、友達作りが苦手な子はクラスの中でいつも一人ぼっちだったり、グループの中に入ったとしてもいつも周囲の子の顔色を気にして過ごさなければなりません。
そんな人との付き合い方がわからず、学校に行くことが苦痛になり不登校という流れが増えてきているのが現状だと考えられます。小学校から中学校へと進む中でこうした傾向は強くなりますが、その先には高校受験が控えています。いったん不登校になれば勉強もおくれをとりますし、受験がうまくいかなくなる可能性も高くなるのは必至です。
そんな子供にとって救いとなるのが、千葉県松戸市にある興学社高等学院です。この学校は全日制の高校ではなく、かといって通信制の高校でもない、今の時代に合った新しいタイプの高校という位置づけの技能連携校です。
技能連携校とは、学校教育法第55条に定められた「高校卒業資格を取得できる教育施設」のことを意味します。そのため、興学社高等学院は全日制の高校と同じように通学はしますが、授業の必修科目は英語、国語、数学の3つだけで、その他の授業は社会に出たときに実際に役立つ技能を身に付けられる内容を、自分の興味のある中から選択することが出来るのが特徴です。
今の時代の必須スキルであるパソコンは、若い世代にとっては当たり前のツールですが、そのパソコンで表計算や文書作成に関するスキルを身に付けられたら、興味のあることだけに楽しく授業を受けることが出来ます。その結果、資格取得にチャレンジして合格できたなら、大きな自信になるのは間違いありません。
大学受験に備えて勉強をすることがメインになる全日制の高校よりも、はるかにフレキシブルに、楽しく、そして社会に自信を持って出られる人間になれる高校があるとしたら、それが興学社高等学院だといえそうです。
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