興学社高等学院は、2006年に設立された千葉県松戸市の私立高校です。
通信制の高校ですが、3年間での卒業率は100%となっています。
一般的な普通科高校と異なる特徴をもつため、中学校で学校に通えなかった生徒でも通いやすくなっています。
学校全体で、発達障害や学習障害を抱える生徒が5割、不登校の経験がある生徒が5割なので、学校全体で様々な悩みを抱える生徒に理解があるのです。
そんな興学社高等学院の特徴の1つ目が、学校の登校時間です。
一般的な普通科高校では8時前後に登校することが多いですが、興学社高等学院では10時から授業が始まります。
そのため中学時代のクラスメイトと登校中に偶然会うという心配なく登校できるのです。
また、昼夜逆転してしまった人も通いやすくなっています。
特徴の2つ目は、独自の授業内容です。
一般教科として英語や日本史、世界史、現代社会が設定されているだけでなく、検定に関するような英語検定、漢字検定、パソコン検定といった授業があります。
さらにパソコン関係は細かくWord、Excel、プログラミング、ゲーム作成等に分けられています。
体育も一般的な体育や保健体育だけでなく、ヨガやダンス、エクササイズ等興味のある内容が学べます。
芸術関係では、デッサン、クロッキー、ハンドベル、コーラス、等アートから音楽まで学べるようになっています。
他にもフランス語やディズニー研究、ネイル、鉄道等を選択して学ぶことができます。
必修の授業はありますが、それ以外は自分で好きな授業を選べるという点が学校に通いやすくなる理由です。
さらに授業は習熟度別になっているため、小中学校で不登校になったり授業についていけなくなった生徒も基礎から学べるようになっています。
テストで思うような点数が取れなくても単位取得のためのフォローが手厚いので、単位を心配せずに自分のペースで学習できます。
特徴の3つ目は、クラスが固定されていないことです。
様々な種類の授業があるため、クラスが固定されておらず授業ごとに教室が変わり、一緒に授業を受けるメンバーも変わります。
苦手に思う人がいても、固定のクラスではないため、不登校になりにくい工夫がされているのです。
さらにソーシャルスキルトレーニングにも力を入れているので、対人関係のスキルを構築させるためにどうしたらよいのかをロールプレイングで学ぶこともでき、ソーシャルスキルを高めるためのサポートも手厚いです。
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