2006年に千葉県松戸市に設立された興学社高等学院は、私立の通信制高校です。
毎年不登校の経験や発達障害などを抱えた生徒が入学し、卒業率は100%となっています。
不登校経験や発達障害の生徒から支持されている理由は、興学社高等学院の校風にあります。
興学社高等学院は一般的な高校とは異なり、生徒の自主性を尊重するのが特徴です。
必修科目はあるものの、それ以外の授業は全て生徒が自分で考え選択できます。
選択できる科目は幅広く、運動系から音楽系にパソコンに関する知識を学んだり、イラストを勉強できる科目も用意されています。
つまり必修科目以外は生徒が興味を持てる授業を受けられるので、不登校を経験した生徒も通いたくなるでしょう。
また1クラスは15人程度の編成で、授業によってはバラバラになります。
ですからいじめが起きにくく、仲の良い友だちと同じ授業を選択すればいつでも一緒にいられます。
こうした生徒同士の風通しが良くなる雰囲気があるのも、不登校をしていた生徒も通いやすい理由です。
不登校や発達障害などが原因で小学校から中学校まで満足に授業を受けていないと、必修科目に就いていけないこともあるでしょう。
しかし興学社高等学院は、習熟度別の教科指導を行っています。
生徒の学力に合わせて小中学校の基礎学習から丁寧に指導をしてくれるので、勉強が苦手でも授業に付いていけます。
レベルに合わせた丁寧な指導を受ければ、学力もアップし自信も付けることができるでしょう。
学校では学力を伸ばしていくだけではなく、ソーシャルスキルも磨くことができます。
家に引きこもっていた発達障害を抱えていると、人間関係に苦手意識を持ちがちです。
初対面の人には積極的に話しかけられず、周囲にも溶け込めないと将来に不安を残してしまいます。
そんな人間関係に苦手意識がある生徒も、ソーシャルスキルトレーニングを受ければ徐々に解消します。
苦手なまま放置していると将来様々な場面で困るので、高校時代から克服しておけば不安を消すことが可能です。
さらに積極的に話しかけられるようになれば自身の性格も明るくなり、違った可能性を広げることもできるでしょう。
ソーシャルスキルトレーニングは少しずつ克服できる仕組みなので、苦手意識があっても自然と解消できるでしょう。
授業やソーシャルスキルトレーニングなど不登校や発達障害の子どもたちには魅力的な特徴があるので、興学社高等学院は多くの生徒に選ばれています。
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