興学社高等学院は、2006年に千葉県松戸市に誕生した通信制の高等学校です。
特徴は3年間の卒業率が100%を達成していることで、この数値は通信制高校としては驚くべき数字です。
一般的な高等学校に入学した生徒の多くは、無事に3年間で卒業するケースがほとんどになります。
しかし通信制高校というのは、過去にいじめに遭っていたり不登校を経験していたりして、順調な学生生活を過ごしてきた生徒は少ない場所です。
そのため通信制高校に通い始めたものの途中で続かなくなり、退学という道を選ぶ生徒も少なくありません。
ですから通信制高校は一般的な高等学校に比べると、3年間の卒業率は低くなる傾向にあります。
そのような傾向があるなから興学社高等学院の数値が驚異的なのは、自由度の高さにあるとされています。
興学社高等学院は、多様性を認めることが教育の基本方針です。
一般的な高等学校では、教師たちが生徒を振り分けてクラスを決めています。
授業内容も指導要領に基づき教師たちが決めるので、生徒たちは選択の余地がありません。
日本の教育システムにおいてこれらは当たり前のように行われていますが、一方で問題もはらんでいます。
例えば生徒たちの相性を考慮せず教師がクラスを勝手に決めると、人間関係がこじれていじめが発生する可能性は高くなります。
また1年間は同じクラスで授業は行われるので、人間関係も固定化されかねません。
一度いじめが発生すると1年間は続くことになり、進級してクラス替えしてもまた同じ結果になります。
興学社高等学院では、クラスというものが存在しません。
教師たちが行う授業の中から、生徒たちは習熟度に応じて自分で選択して教室に移動し受けることになります。
ですから仲の良い友だちと授業を選んで受けられるので、安心感は非常に高いでしょう。
また同じ人間関係の中で最低1年間を過ごすといったこともないので、いじめの温床もありません。
仲の良い友だちと一緒に勉強することはもちろん、人間関係を築くのが苦手な生徒にとっても快適な学校になっています。
学校のサポート体制も整えられており、一つ一つを丁寧に教えてくれるので卒業に必要な単位もしっかりと取得できます。
さらには就職に役立つパソコン関連のスキルを学べる授業もあったり、ファッションやネイルなどの授業もあり、興味のある分野を学ぶことができるでしょう。
一般的な高等学校に通いにくい高校生にとって、興学社高等学院は魅力的な学校です。
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